医療安全の5S

医療安全の5Sとは,「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「しつけ」を医療機関全体の活動として徹底することです。

私どもBMLは、ビジネスの基本としての5Sを底辺としたビジネスコミュニケーションとマネジメントスキル向上のためのプログラムを提供いたします。

医療安全の5Sとは何でしょう?

医療安全の5Sを実践するということは「当たり前のことを当たり前に実行できるよう、医療機関全体活動として展開する」ことです。

この5S実践活動は、医療機関における「モノ」や「情報」および「人」を対象に、全員参加で展開します。

業務の効率向上、ミスや事故防止、スペースの有効活用などを実現するための医療業務の基盤整備を目的としています。

この医療安全の5S実践活動を行うことにより、副次的に管理監督者の皆さんのマネジメント力向上や組織の活性化が期待できるようになります。

医療安全の5Sによって何がわかるのでしょう?

医療安全の5Sによって何がわかるのでしょう?

まず第1に、5S実践活動によりで職場の「管理レベル」が分かります。

5Sのレベルは職場の管理レベルそのものをあらわしています。

管理の基本は必要なモノや情報がすぐに取り出せることです。

必要なモノや情報を取り出すのに時間がかかる、または取り出すことができない状況では管理されているとは言えないのです。

第2に、5Sでその職場のモラールが分かります。

モラールとは「士気」「帰属意識」といった意味です。

つまり、職場への帰属意識の高さが、5S徹底の状態にあらわれるのです。

つまり、「モノの乱れは心の乱れ」というわけです。

医療安全の5S実践のためには何が大切でしょう?

医療安全の5Sは習慣化し、かつ定着化して本物といえます。

短期的に盛り上がる「お祭り的な5S」では、5Sを実践しているとは決して言えません。

5Sを成功させるためには、まず「医療機関全体の運動」としての盛り上がりが不可欠です。

そして、医療機関全体の運動としての盛り上がりを実現するためには全員参加と率先垂範が重要になります。

とくに、管理・監督者や5Sリーダーの率先垂範が重要になります。

率先垂範とは、本人が他の人の模範となるような行動を自ら進んで実行すること、つまりリーダーシップそのものです。

これができなければ、他のメンバーの士気は下がり、5Sの全員参加が次第に遠のいていくのです。

医療安全の5Sに期待される効果

医療安全の5Sに期待される効果は多くあります。

その効果を整理すると「直接効果」と「間接効果」に分類できます。

「直接効果」とは5S実施によって、医療事故などのムダが削減される直接的な効果です。

また、「間接効果」とは5S実践のプロセスを通じての副次的な教育効果であり、とくに管理監督者に対するマネジメント力を向上させる効果が期待できます。

直接的な効果
5Sの効果 効果の例
1.仕事のムダの減少 ・物を探すムダの減少
・備品の在庫量の適正化(ムダ在庫の減少)
2.ヒューマンエラーの削減 ・薬剤投与の間違い防止
・点滴セッティングの誤り防止
3.患者の事故防止 ・通路にはみ出した物にぶつかる事故防止
・リハビリ場面での事故防止
4.スペースの有効活用 ・ナースセンター内のスペースの有効活用
・病棟の倉庫の中のスペースの有効活用
5.モラールの向上 ・しつけによる時間管理の徹底
・しつけによるあいさつの徹底
6.患者・お客様の満足度向上 ・清潔な病室において満足感を与える
・職員の対応で満足感を与える
間接的な効果
5Sの効果 効果の例
7.管理監督者の管理能力向上 ・PDCAを実践する能力向上
・メンバーとのコミュニケーション力向上
8.組織の問題解決力が高まる ・組織としてのさまざまな問題の共有化
・問題解決を実現する能力の向上
9.組織の活性化 ・目標に向けてチャレンジする姿勢向上
・他部署との連携力が向上

BMLの医療安全の5S研修プログラム

BMLの医療安全の5S研修プログラム

BMLの医療安全の5Sの指導では、まず第1に「基本研修」を実施し職員の意識づけを行います。

第2に、基本研修実施後、コンサルタントが実際に現場に出向き、具体的な「現場指導」を行います。

そこでは、実行計画に対しての進捗状況の確認、さらには現場での計画実施が行き詰まっているグループなどへの指導を行います。

この現場での指導を通じて医療安全の5Sのあるべき姿が明確になり医療安全の5Sレベルの向上につながっていくのです。

医療安全の5Sを成功させるポイント

  1. 院長の理解と管理者の率先垂範
    まずは、組織を代表する院長の理解とリーダーシップが必要です。5Sに対する「率先垂範の姿勢」も大切な成功要因となります。BMLは経営者や管理者へ「率先垂範の姿勢」を第一に指導いたします。
  2. 推進委員会と事務局の積極的な姿勢と思い入れ
    5Sを推進する中心メンバーである、推進委員会員や推進事務局員の「積極性」と「5S実行の思い入れ」の双方が必須です。BMLは中心メンバーの果たすべき機能を重点指導いたします。
  3. 管理監督者の教育は専門家の指導が必要
    管理監督者への「5S教育」も重要な要素です。この教育は、5Sを専門に指導している研修機関やコンサルタントによる教育指導が不可欠です。BMLは管理監督者への「5S教育」を実践的に指導いたします。
  4. 医療機関における5Sのルールを明確化すること
    5Sのルールを明確化することは、5Sの方法や考え方を浸透させ、定着化させていくために重要です。BMLは5S実施の対象となる「医療機関にマッチした5Sのルール」の作成指導をいたします。
  5. 5Sの実行計画を立案しそのフォローを実施
    5Sを確実に実行するためには「実行計画の作成」が重要なポイントとなります。BMLは「実行計画の作成」をフォローし、作成された実行計画の進捗状況を現場で確認し指導します。