Q【質問】5S活動を組織的に取り組んでいますが、良くなっているのかどうかが把握できていません。

5Sの進捗を把握するにはどのような方法がありますか。

A【解説】

5Sを徹底するためには、5Sの進捗を的確につかむことは重要なことである。

とくに5Sを組織全体で取り組む場合などは、進捗管理が重要なポイントとなる。

進捗管理を効果的に実施する方法としては次のようなやり方がある。

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●管理者が進捗をフォロー

5S実行計画に対して管理者がフォローする方法である。

この方法が進捗管理の中で最も効果的で重要な方法である。

管理者がフォローすることで、部下は管理者から5Sに対して関心を持たれていると感じるものである。

この関心を持たれているという気持ちが重要である。

関心を持たれているという気持ちが動機づけにつながるものである。

逆に管理者が関心を示さない場合には5Sはほとんど進まないと判断してよい。

●進捗状況の見える化

進捗状況を目で見て分かる状態をつくると効果的である。

しかも他の職場と比較できると自職場の状況が把握でき刺激になってさらに良い。

見える化の方法としてはいくつかの方法が考えられるが。

ここでは代表的なものを紹介しよう。

<職場マップへの色ぬり>

職場マップを作成し、進捗に合わせて対象箇所の色を変えていく方法である。

<写真掲示>

実施した箇所から写真を掲示していく方法である。

写真の内容が他職場にも参考になる。

掲示の写真に一言コメントを入れるのがポイントである。

●5S推進委員会による職場チェック

上司だけでなく、他職場からの目は大切である。

推進委員会が推進状況を把握することにより、職場ごとの温度差も明確になる。

このような推進委員会のチェックは推進委員会の5Sレベルを合わせるという効果も期待できる。

●定期的に外部監査を実施する

外部監査を活用して、進捗状況を把握する方法である。

外部の監査は内部監査に比較し、より客観性が出るため監査の信頼性が高まる。

そのため進捗把握も明確になり、各職場の真剣さも違ってくる。

外部監査結果は点数などにより定量的に評価することが望ましい。

点数などに自職場の位置付けが明確になり、進捗が遅れている職場が遅れを取り戻すために奮起することが期待できるのである。

●進捗状況を発表させる

5Sの進捗状況を発表させることにより、自職場の実態を把握でき、他職場の進み具合を生の声で確認できる。

また、発表場面においては、質疑応答もできるため、参加者の参考になる点は多い。