【第10回】監督者シリーズ 監督者に必要なリーダーシップ源泉は

【第10回】監督者シリーズ 監督者に必要なリーダーシップ源泉は

監督者としての役割を果たし、また能力を発揮するためには、現場のリーダーとしてメンバーに対してのリーダーシップ、すなわち影響力を発揮することが必要となる。

監督者が周りに対して影響力を発揮するための源泉は何か。

ここでは3つのポイントについて解説しておこう。

● "本気さ" をもってぶつかれ

何事にも本気さを持ってぶつかる姿勢が大切である。

部下やメンバーはリーダーである監督者が本気で物事を実行しようとしているか、あるいは会社が“やれ”というから仕方なくやっているか、ということを見抜いているものである。

部下やメンバーに本気さを感じさせる発言や行動でなければ人は動かないものである。

●自信を持った発言と行動

自信のなさそうな発言や行動では人に対して影響力を与えることはできない。

何かを指示する、改善の方向を打ち出す、問題解決の案を提示する場合などでは「このようにやればこうなる」ということを自信を持って発言し、行動することが重要なのである。

ただし、自信が過信になってはならない。

自信は努力と能力の裏づけがなければならない。

一見自信のありそうな態度も、努力と能力のない場合は“思い上がり”“過信”である場合が多いものである。

●監督者の上司に対して言うべきことを明確に言う

部下やメンバーに影響力を発揮するためには、監督者自身の上司に対して言うべきことをはっきりと明確に言えなければならない。

上司に対していつもペコペコ頭を下げ、言うべきことが言えない反面部下やメンバーに対しては、偉そうにきついことばかり言うのでは、真の意味で影響力は発揮されない。

上司に対して言いにくいことも、言うべきときにははっきり言う、そのようなリーダーに人はついていくものである。

上司に対しての影響力が部下への影響力に反映するものである。

上司を動かすことのできない監督者は部下も動かせないのである。

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