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外部社員の活用にはどのような視点が考えられるだろうか。

外部社員の活用の戦略的な視点を解説しておこう。

●コストダウン戦略

コストダウンの実現を図るために外部社員を活用する方向が考えられる。

外部社員を活用してコストダウンを実現するためには生産活動が増産基調にあること、または人員削減を行い固定費を減少させておくことが必要である。

さらに外部社員は契約の時給(派遣社員の場合)だけでなく、コストとしては評価しづらい教育費・トラブル対応費・その他間接費がかなり必要となることを理解しておくことが必要である。

●生産変動対応戦略

生産変動へ対応するために外部社員を活用することは工場の戦略として多く活用されている方法である。

このような生産変動に対応するとしても短期的(数週間~数ヶ月)対応とやや長期的(数ヶ月~数年)対応では方向が異なってくる。

短期的対応には派遣社員によるアウトソーシングで、やや長期的な対応には請負契約による業務委託のアウトソーシングで展開している場合が多い。

●組織の活性化戦力として活用

外部社員の活用により、自社の組織の活性化に活用する視点が重要であると思われる。

すなわち、外部社員を活かすためには社内さまざまな問題を解決しないと活かせない。

たとえば、現場の5Sが乱雑になっていると外部社員の活用により、もっと乱れる可能性がある。

潜在的な事故や品質トラブルが発生しているような現場では外部社員の活用により、問題やトラブルが顕在化することが予測される。

外部社員を増やせばそのことにより、組織の弱い部分がより表面化するのである。

その対応策として。

外部社員の活用は現場が受身ではなく積極的な姿勢を持って、外部社員の活用をテコにして自社の組織体質を改善していく戦略的な活用を考えて行くことが重要であろう。