Q【質問】5S活動しているふり、消極的な社員に対してどのように働きかければよいでしょうか。

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A【解説】

●消極的な社員の影響

5Sだけでなく物事に消極的な人は居るものである。

5Sに対して消極的というのであれば、前向きに取り組むよう指導しなければならない。

とくに、5Sをやっているふりをしているということは、難しい問題をはらんでいる。

このような社員を放置していると、まじめに一生懸命に取り組んでいる人をしらけさしてしまい全体として悪影響を及ぼすことになる。

●5Sの差を事実として見せて実感させる

5Sの取り組みに消極的な社員に対しては、3Sの対象箇所で積極的に実施しているところと比較させてみることが必要である。

いくらやってるふりをしていても、本気で取り組んでいるところと手抜きをしているところでは、見た目にもその差は歴然としているものである。

そのような点に差が出るのか、一般的な例を指摘しておこう。

(消極的な面から)

・モノの量が多い

・一見すると見えない箇所にモノが溜まっている

・表示に統一性がない

・置き方が平行直角でない

・重ね置きしている

・モノが元の位置に戻っていない

・床の隅が汚れている

など代表的で差が出やすい現象を挙げてみたので参考にしてほしい。

●なぜこのような差が出ているかを考えさせる

現場を見させてどこがどのように違うかを考えさせることが大切である。

普通は今更考えなくても自覚しているものであるが、あらためて自分の口から言わせることがポイントである。

次に、何をどのようにすればよいかを考えさせ、改善案を出させ、実行するように指導する。

その後実行した結果をフォローすることが必要である。

●5S意識が高い人やセンスの良い人とペアーで取り組ませる

5Sは意識とセンスが必要である。

これらは知識を教えて身につくものではない。

やはり実践を通じた指導が必要なのである。

最も有効な方法は5S意識が高く、5Sに対するセンスの良い人とペアーで5Sに取り組ませ、実践から吸収させることである。

しかし、5Sに関する考え方や方法を見に付けようとする姿勢がなければ意味がない。

この点は管理者の仕事である。

なぜペアーを組んで5Sを実施するか、ということを十分に理解・納得させなければならない。