Q【質問】5S推進における推進委員会を作っていますが、あまり機能していません。

推進委員会どのような役割を果たす必要があるのでしょうか。

また、その役割を理解させるにはどのような方法があるでしょうか。

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A【解説】

●5S推進委員会とは

5S推進委員会とは、5S活動を活性化させるために課長クラスを主メンバーとして構成する場合が多い。

推進委員会が的確に機能するか否かにより、5Sの活動内容が大きく影響される。

●5S推進委員会の役割

5S推進委員会が果たすべき主な役割としては次のような項目を指摘できよう。

①組織全体の5S活動目標の設定

5Sを何のために取り組むのか、組織全体としての目標設定を行なう。

目標を明確にすることにより組織の方向づけをする。

②5S共通ルールの設定

5Sを実施する場合に、組織全体としての共通ルールを設定することで組織全体に統一感を与え、活動を引き締める効果が期待できる。

たとえば、次のような共通ルールを設定する。

○床には物を直置きしない

○棚・キャビネットの上に物は置かない

○配線は床につかないように処理する

○オフィスの机の上は業務終了時に何もない(電話とパソコン)状態にする

○棚やキャビネットには管理責任者名と棚名を必ず表示する など

③5S活動の全体計画の設定

5S活動の全体計画を設定する。

全体計画を策定する機能は、5S活動の動きをつくることである。

④5S全体計画の進捗状況の確認

全体計画を基に活動の進捗状況を確認する。

計画に対して遅れなどが発生した場合には、推進委員会として何らかのアクションを実施する。

⑤5Sの監査と問題解決

全体の進捗を管理することの他に、5Sレベルの確認(質の確認)も重要である。

この5Sレベルのチェックを5S監査を通じて行う。

推進委員会による監査は、5Sのあるべき姿を共有化する意味からも大切な機能である。

5S活動を展開しているとさまざまな問題が発生する。

各部署では解決困難な問題を吸い上げ、問題を整理し、解決するのも重要な機能である。

●推進委員会メンバーに役割を理解させるには

推進委員会のメンバーにはメンバーに選定された段階からその役割を十分に理解させることが重要である。

役割を理解させる方法論の決め手はないが、推進委員会のメンバーで自分達の役割を討議してみるのが効果的であろう。

さまざまな議論の中で自分達の使命を自覚することが必要である。