Q【質問】5S実行リーダーとはどのような役割を果たす必要があるのでしょうか。

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A【解説】

●5S実行リーダーの役割とは

5Sリーダーの基本的役割とは、5Sに対しての実行責任を担うものである。

最初に果たすべき役割は、管理者からの指示を受けて、5S対象個所ごとの実行計画を作成することである。

5Sの実行計画の立案は、出来るだけ多くのメンバーを巻き込んで作成することがポイントである。

次に5S実行計画に従って5S活動を実行する責任がある。

具体的な展開方法は、職場の状況によってさまざまであるが、相互に協力し合って展開できるような環境づくりが重要である。

●メンバーの役割を明確化する

5S対象個所のすべてについて、5S管理責任者を設定することが必要である。

すべての人が5S対象個所の実施、および維持管理の役割を分担する。

このことにより全員参加を確実に実現できるようになる。

役割分担されたメンバーは、対象個所について、整理・整頓・清掃を中心となり実施する責任を負うのことになる。

ただし、5Sは管理責任者のみが実施するものではない。

対象個所を活用する人全員が5Sを意識して行動する必要がある。

対象個所の5S実施状況をチェックし、もし問題点等が発見されれば改善し、職場のメンバーに共有化させる責任がある。

このような役割を明確化する責任が5S実行リーダーに課せられることになる。

●5S実行リーダーが動き過ぎないこと

5Sの具体的な実施を5Sリーダー任せになっている場合を見かける。

中でも整理・整頓について5Sリーダーだけが実行している場面をよく見かける。

メンバーが実施しないために5Sリーダーが自分一人で実施しているのだろう。

5Sリーダーが率先垂範することは良いことだが、5Sリーダーのみが実施すると、一層5Sリーダー任せになり、全員参加が実現できなくなる。

5Sリーダーは構成メンバー全員に役割を分担し、全員が5Sを実施するようにしむける必要がある。

●5S実行リーダーは独断にならないこと

5Sリーダーは5S活動を活発化するためにリーダーシップを発揮することが必要である。

しかし、独断過ぎると実行段階で足並みが乱れ、5Sの徹底が困難となる恐れがある。

リーダーシップを発揮しながらも、メンバーの意見を吸い上げることが重要である。

特に、具体的な方法論についてはさまざまな人の意見やアイデアを取り入れるよう心がけよう。