【第16回】監督者シリーズ 外部社員が外部社員に教える

【第16回】監督者シリーズ 外部社員が外部社員に教える

外部社員の教育で最も効果が期待できるのは、外部社員が外部社員を指導教育できる体制をつくることである。

●外部社員を指導場面に活かす

外部社員は短期間に辞めてしまう、という事実もあるが、すべての者が短期間に辞めるということではない。

外部社員でも定着性のいい人を指導者として選定し新しい外部社員の教育指導に協力してもらうようにしていくことが効果的である。

そのためには外部社員も指導的な業務に参加してもらうような意識付けが必要である。

外部社員が同じ組織の社員の指導教育に前向きな姿勢を持つことが必要である。

●外部社員による外部社員の教育の効果

外部社員が外部社員を指導教育することの効果について解説しよう。

正社員に比べて立場が近いため、何でも不明なところを質問しやすい。

つまり、コミュニケーションをとりやすい関係にあると言うことが重要な点であろう。

また、覚えるべき作業を比較的最近覚えているため教える内容に共感性が高い可能性がある。

人に作業の進め方を指導する場合には、わらないところがわかるということがポイントになる。

●外部社員に教え方を指導

外部社員が指導教育するためには、作業内容はもちろんのこと、教え方の指導をしておくことが重要である。

教え方のレベルアップとは作業標準書を活用して教え方の5つのステップにしたがって指導できるようにすることである。

教え方の内容については次の章で解説することにしよう。

●外部社員との連携

外部社員と正社員とが連携しあって人を育てることが必要であろう。

すなわち、教えた内容について正社員が指導結果を確認することが必要なことである。

また、外部社員が所属する会社との連携も重要となる。

外部社員を受け入れている会社から人を派遣している会社との連携し、それらの会社からの働きかけの重要なポイントとなるのである。

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