Q【質問】入社8年目のIさんに5S実行リーダーを任せました。

ところが、自発的行動がないばかりか、指摘事項なども他人任せです。

どうすれば担当者としての自覚を高めてもらえるでしょうか。

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●5S実行リーダーの自発的行動の必要性

5Sの実施に限らずチームを活性化するにはリーダーが、自発的な姿勢で引っ張っていくことが必要である。

5S実行リーダーが自発的を発揮しない場合チームメンバーも受け身になってしまい5Sのレベルアップは実現できない。

受け身の姿勢で5Sに取り組んでいると“やらされ意識”が出てしまい5Sに対するやる気は薄れてしまうものである。

●自発的行動が発揮されない理由

自発的な行動がなく、受け身になってしまう背景にはさまざまなものが考えられるが、いくつか代表的なものを解説しておこう。

①本人の特性

自発的な行動が出来ないという性格的な特性として持っている人は、自分から自発的に行動することが出来ない。

ただ、多くの場合、自分で自発的な行動が苦手であると思い込んでいるため自発的に行動しないというケースが多いようである。

そして、このようなタイプの人は5S実行リーダーの役割は何かを理解できていない場合が多いものである。

②上司の指導

上司の指導の仕方により、自発性が発揮されない行動パターンになっているケースもある。

上司が部下に対して常に細かく指示を出し、部下自身で考えることをさせない管理をしている場合には、部下の自発性をなくさせることがある。

③5Sへの納得度合い

5Sへの納得度合いが不十分な場合でも自発性をなくすことになる。

なぜ5Sを実施するのか、5Sの必要性とはどのようなことかを自分の考えで納得していなければ、5Sに対する自発性は生まれてきにくいものである。

●自発性を発揮させるには

5S実行リーダーに自発性を持たせる方向としてはどのような指導が考えられるだろうか。

これは自発性を発揮できない理由により対応もさまざまだがポイントとしては次のような点を指摘できよう。

①5S実行リーダーの役割を理解させる

5S実行リーダーの役割を十分に理解させる。

自分の役割が理解できることで、やるべきことが分かり、自発的な姿勢が生まれる場合がある。

②細かいことは本人に任せる

上司があまり細かいことを指示するなでなく、方向のみを示して、具体的なやり方は本人に任せる。

③効果を自ら実感させる

5Sの必要性を自分なりに考えさせ、納得させることがポイントである。

話をして納得させるだけでなく、自分で実践してなるほどこんな効果があるのかと実感させることが重要である。

④リーダーの使命を考えさせる

5S実行リーダーの役割を理解させるとともにリーダーの使命とは何かを考えさせることも効果的であろう。