1.自分の値打ちを高めるとは

1.1 自分の価値を高めるために“カイゼン”の継続が必要

ビジネスマンに必要なことは自分の価値を向上させることではないだろうか。

自分の価値を高めることにより、より組織に貢献していくことが求められているのだ。

自分の価値を向上させるためには自分自身の考え方や行動をカイゼンすることが必要だ。

この新シリーズでは、このビジネスマンとしての価値を向上するための”カイゼン”について解説したい。

この改善にはセンスが求められる。

現状を常に変えて行く改善センスがないところには成長や発展はありえないものだ。

研修でお邪魔しているトヨタグループの会社の方からお聞きしたのであるが、グループ社員に共通する姿勢として「われわれは、現状を変えなければ居てもたっても居られないという文化がある」というものが脈脈と流れているということであった。

さすが「カイゼン」を文化にしている企業グループだなと感じられた。

●カイゼンはあらゆる場面で必要なこと

カイゼンとは別に仕事の場面だけではない。

あらゆる場面において必要なものである。

世の中は常に変化している。

その変化に対応するためには常にカイゼンし、現状を変え続けることが必要なのである。

地球環境の急激な変化に適応する形で自分自身をカイゼンできなかった恐竜などの種は滅びてしまった、とも考えられてる。

ビジネスマンにとってもカイゼンが重要であるが、さらに重要なことはカイゼンを続けて行き、変化することが当たり前の意識につなげることである。

カイゼンを続けて行くことが当たり前の人や会社が今後とも生き延びていくのである。

ところが、カイゼンを怠ったり、停滞してしまうとすぐに企業の業績として表れてくるものだ。

数年前、ある電気メーカーの業績不振が話題になったことがある。

新商品の開発に乗り遅れたとか、商品企画に偏った経営がコストや品質の低下につながったなどとうわさされていた。

真の要因は筆者には分かりませんが、組織の中に愚直に改善を進める雰囲気が欠けていたのではと推測できよう。

企業やそこで働くビジネスマンは、愚直にカイゼンを繰り返す姿勢を忘れたら、あっと言う間に世の中から取り残されてしまうのである。