【第14回】監督者シリーズ 外部社員の一般的な問題点

【第14回】監督者シリーズ 外部社員の一般的な問題点

●外部社員の一般的な問題点

一般的に外部社員の活用にはさまざまな問題を抱えている。

たとえば、次のような問題点が代表的なものである。

・教育に時間がかかる 

・なかなか仕事を覚えない

・仕事を教えても長続きしない

・急に仕事を休む

・品質のトラブルが多く発生する

・安全面でのトラブルが発生する

以上のような問題を解決することが求められる。

外部社員を如何に動機付けするかということが、これらの問題を解決するポイントとなる。

しかし、外部社員の動機付けは正社員と異なり難しい点が多い。

より動機付けを実現させるためにはどのようなことが考えられるか。

●外部社員がやる気を無くさない配慮が重要

外部社員は積極的な動機付けするというよりはやる気を無くさないような配慮(衛星要因への配慮)が重要であるといえよう。

①正社員と比較した時にも不公平さを感じない対応を心がける

②汚れる作業、危険な作業、面倒なことについては外部社員に振られる、ということを感じさせない

③外部社員の処遇に関することなどを正社員がしつこく聞くことなどをしない

④1つの職場に複数会社の外部社員を入れない

⑤外部社員同士、外部社員と正社員の人間関係が悪くならないように配慮する

●外部社員の正社員化が動機付けのポイント

外部社員に対する最も有効な動機付けは外部社員から正社員の道を開くことが一つの方向であろう。

外部社員全員が正社員を希望しているわけではないが、正社員になることを期待している者は多いと予測される。

しかしながら、外部社員の正社員化は外部社員を受け入れている企業だけで決定できるものではない。

外部社員自身の気持ちが重要であるし、外部社員を派遣している派遣会社や請負会社の了承が必要である。

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