研修事例③「S社」問題解決研修
Case 3
現場の改善力強化が中心課題となっている中堅製薬メーカーS社の事例です。
BMLの「問題解決ワークショップ研修」を合計5日間実施したところ、参加者である中堅社員の意識に大きな変化をもたらすことができました。
背景
S社は中堅の製薬メーカーです。
製薬メーカー業界はコスト競争が過熱してきており、S社も他社に遅れをとるまいと製品のコストダウンに取り組んでいました。
製品のコストダウンで最も重要な課題の一つは、「現場の改善力」です。
製薬メーカーの現場改善の難しいところは、製造段階においてさまざまな法律に制約され、それが障害となり改善意欲が低下するところです。
S社もそのような傾向がみとめられ、重大な懸案事項として考えていました。
S社には、さらなる業務効率向上を目指すため、このような状況を克服し、仕事の改善や問題解決に積極的に取り組む風土づくりが求められていました。
特にその中でも現場リーダーの意識改革が早急に解決すべき課題だったのです。
支援内容
BMLは、現場リーダーと中堅社員を対象に問題解決研修を実行し、問題解決の方法論を学習しながら意識改革を図ることをS社に提案しました。
- 問題解決基本研修(2日)
- 問題フォロー[計画検討を重点]に指導(1日)
- 問題解決フォロー[実行管理を重点]に指導(1日)
- 問題解決の成果発表(1日)
現場リーダーと中堅社員対象に、上記のような合計5日間の研修プログラムで実施しました。
まずは問題解決基本研修により、問題解決とは何かを習得しました。
その後、問題解決の実施状況を2回に分けて指導しました。
そして、約半年後に実施結果を発表したのです。
研修の成果
S社にとって、最大の研修成果は、特に中堅社員の「問題に対する意識」が変わってきた点です。
当社の研修プログラムを実施する前までは、「問題が存在しても気がつかない」、あるいは「気がついても自分たちの問題としての認識がない」とう状態でした。
しかし、問題解決研修を実施した結果、受講者に粘り強く解決しようとする姿勢が高まりました。
そして、問題を解決していくことが重要な役割であるという認識が高まったことが何よりの成果と考えられます。