中堅社員研修実施して中堅の役割を考えてみる
メンテナンスサービス会社の中堅社員研修を都内で実施しました。
対象者はサービス会社で最も顧客に近い現業職の研修でした。
対象者の人たちは現業部門なので会社における現在の付加価値を生み出している重要な部門であります。
このような中堅社員に期待したい役割とは、現場での仕事に誇りを持ち、積極的に自分の存在価値を高めることです。
一般的に技術部門、管理部門、営業部門に比較して現業部門を低く位置づけているような会社があります。
現業部門が弱い会社に将来はありません。
現業を強くすることこそが、今、重要な経営課題になっているように感じます。
最近、幾つかのこれまで優良企業だった会社の経営不振の情報が、新聞やさまざまなメディアを通じて入ってきています。
その真の原因は不明ですが、現業のレベルアップをおろそかにしていることはないだろうかと心配しているところです。
さまざまな問題解決の答えは現場にあるのです。
中堅のクラスに期待するもう一つが技能・技術の伝承です。
これまで積み上げた技能や技術を次の世代に伝承することが重要なことは言うまでもないのですが、これらは本当に困らないとなかなか実際の問題解決行動につながっていかないのも事実のようです。
組織の中堅クラスは自分の後輩に対して技能・技術をいかにスムーズに伝承できるかを考え行動してもらいたいものです。