人が育つとは
コンピュータソフト開発と販売をしている中堅企業におけるチーフクラスの3会合目の研修(最終回)が終了しました。
研修の会合のたびに受講者の意識が高まり、レベルアップにつながっていくことが分かる研修でした。
今回のこの企業の研修はかなり成果を感じましたが、そのポイントを分析してみました。
ほとんどが30歳代の受講生でしたが、やはり30代は吸収力がありますね。
この30代という年齢のタイミングが良かったと思います。
もう一つ研修等で前向きになるためには組織の風土が大切です。
この会社の場合は社長が人材育成に熱心であるということが受講者の意識改革につながっていると感じました。
人を育てるには環境、つまり経営者の人材育成に対しての信念が大事だということを改めて感じました。
なかなか人が育たないといって部下である管理者の責任にしている経営者は多いものです。
しかし、人が育たない重要な原因は最終責任者である経営者が人を育てる基本的な姿勢が欠けている場合が多いようです。
人を育てるためにはまず人は絶対に伸びるものである、育つものであるという考え方が重要です。
この点の考え方、すなわち“ハラ”が決まっていない経営者がいます。
このような経営者の下では人は育たないものです。