医療機関の5Sへの取り組みで思うこと

医療機関の5Sへの取り組みで思うこと

先日は、ある病院の5S指導でした。

病院の5Sの指導が多くなってきています。

医療安全のための基本としての位置づけがより明確に意識されるようになったようです。

病院の場合、医療安全のために5Sに取り組むことは大いに重要なことでありますが、

それ以外に組織の活性化という視点から、たいへん大きな効果を生み出すと期待されています。

5S活動を始めるとこれまで取り組めなかったことが実施できるということで、

一生懸命に取り組む人達がいます。

特に病院の場合は看護師の方々が一生懸命に取り組む人が多くいます。

5Sへの意識が高いのです。

自分達の行動が、即、医療事故につながることも多いために真剣に取り組むのでしょう。

ところが、5S活動にどうも積極的に取り組めない人達もいます。

これまで実施してきた自分流のやりかたを変更しなければならないことに対して、抵抗をするのです。

一般的な傾向として、やはり、年齢が高い人が抵抗する場合が多いものです。

ただし、すべて年齢の高い人が抵抗するというものではありませんので誤解のないようにしてください。

自分の仕事の環境を自分だけでなく、誰にでも分かるように明確にしておくことが必要です。

また、確実に引継ぎができるようにしていくことが重要です。

この点の理解がたいへん大切なことです。

このようなことを解決するためには5Sが最も基本的なこととして理解してほしいものです。

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