【第15回】監督者シリーズ 外部社員を短期間で戦力化

【第15回】監督者シリーズ 外部社員を短期間で戦力化

外部社員を短期間で仕事をマスターしてもらうことは外部社員を活用するための重要な課題の一つと言えよう。

●計画的なOJTの実践

短期間の技能習得はOJTの活用が必須事項であろう。

OJT(On the Job Training )の実践ということは当たり前のことで、日ごろ実行していること今更言われなくても、という感想を持っている人も多いと思う。

しかし、OJTを計画的に確実に実施している企業は少ない。

計画的とは「どのような能力を、どのレベルまで、いつまでに、どのようにして」ということを明確にして実施することである。

●指導はチームで対応

一人の外部社員に対してのOJTの展開は一人で展開できるものではない。

職場の数人がチームを組んで実行することが必要であろう。

そのためにはOJT計画表をチームで共有化することが必要となる。

●テストを有効に活用

指導の手法の一つとしてテストを有効活用することが効果的である。

テストには知識の確認のペイパーテスト、技能を確認するための実習テストなどがある。

テストは簡単なものでよいが、テストを実施することにより、学習する場面での緊張感を高めることが期待できる。

●指導する人の指導内容の標準化

指導する人の指導内容を標準化することが重要である。

チームで指導する場合は特に重要である。

指導方法や指導内容を標準化するためには作業標準化が重要なポイントとなる。

●効果的なフォローを実行

短期間に確実に技能を修得させるためには指導後のフォローが重要になる。

フォローとは指導後のその習得度合いを十分に確認し、習得が曖昧な部分については再度指導を徹底することが重要である。

フォローは人に指導・教育する場合に習得率を向上させるためには大変重要なポイントと言えよう。

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